以前forestという名前で使われていた参考書で、多くの学校が利用している文法書です。今日はそんなevergreenの使い方について解説していきます。
Evergreenって?
冒頭でも触れた通りevergreenは多くの学校で使われている有名文法書です。まずはその魅力とどういう人に向いているかを説明します。
Evergreenの魅力
1.英文法の全てを網羅
一冊で全てを網羅しているので、この参考書をやり込むだけで入試に必要な英文法は完成します。
いろんな参考書に手を広げる必要がなくていいね
2.イラストが豊富
evergreenには内容の理解を助けてくれるようなイラストが豊富にあります。英文法書というと難しそうな気がしますが、あまり堅苦しくないデザインになっているので、誰でも親しみやすく取り組みやすいでしょう。
3.幅広いレベルに対応
基礎の説明がしっかりしているのはもちろんのこと、ところどころに上級者でも勉強になるような細かい知識が載っています。英文法が苦手という人から、基礎を終えてレベルアップしたい人まで勉強になるような内容です。
おすすめする人
このように誰でも使える参考書ですが、特に基礎の部分は他の参考書と比べてわかりやすい説明で取り組みやすくなっているので
英語の文法がわからない
根底から見直したい
小難しい文法書は嫌
という人はぜひ使って欲しいです。
Evergreenの使い方
このようにevergreenは大変優れた文法書です。ふつうに読むだけでなく正しい使い方を学んでより力をつけていきましょう。
基本方針
文法は単語と異なり、暗記ではなく理解することが重要です。つまり自分の言葉で説明できるということがゴールになります。
このゴールを達成するには「セルフ授業」が有効です。は自分が誰かに教える立場になったつもりで解説をするということです。授業をするには理解していないと十分な説明ができません。知識が全くない人にも伝わるような説明ができるよう、しっかりと理解しましょう。
この授業をするというプロセスは数学などの勉強にも使えるよ
それでは早速「セルフ授業」のやり方について説明していきます。
具体的な勉強法
1.理解
内容を読んで理解していきます。このとき完全に理解しないと授業ができないので丁寧に理解しましょう。ただ文法は曖昧なところも多いので、分からないところは飛ばして後日先生に聞いて解決するのがいいでしょう。
2.授業準備
この段階では「この項には何が書いてあるか」ということを箇条書きで紙に書き出します。例えば完了形の項を勉強するなら現在完了・過去完了・現在進行完了系・過去形との違い・期間を表す言葉...というように内容を簡単にまとめましょう。
ここでは綺麗にまとめたり、書いてあった内容を深くまで書く必要はないです。あくまで次のステップの授業で説明する内容がわかればいいので、書かれていた項目を箇条書きするだけでいいです。
簡略した台本を作るんだね
3.授業
いよいよ授業をしていきましょう。書いたメモを見てその項目ごとに参考書に書かれていた内容を説明します。自分で図解したり補足説明したり教師になった気持ちで行うといいかもしれません。
モチベーションを上げるためにホワイトボードなんかを使うのもgood
一通り説明し終わったらできなかったところに印をつけ、もう一度その項をじっくり読んで頭に入れてください
復習
次の日も同様に書いたメモを見ながら授業をします。復習なのであまり丁寧に行う必要はありませんし、完璧に理解していて忘れることはないという自信があるところは飛ばして構わないです。忘れていたところについては見直しておきましょう。
また、3項進むごとに復習日として今までの3つの分の授業を行って確認する日を設けます。これによって記憶の定着をより強固なものにします。
授業をするという工程は初めは難しいと思いますが、何周もしていくうちに慣れて早くなっていきます。最終的には参考書に書かれていることが全て口頭で説明できるようにしましょう。
Evergreenの効果
最後にevergrenを勉強していく上で身につくことを説明していきます。
1.文法はこれ一冊
文法問題はこの一冊の内容を身につければほとんど難なく解けるでしょう。一冊だけは物足りないと思う人がいるかもしれませんが、経験上ここに書いてあること以外の知識はあまり出会うことがないです。
解く中で知らない問題に遭ったらその都度覚えていく、くらいの心構えでいよう
大学によってはかなりマイナーな知識が必要とされるところもありますが、そういう問題は英文法で勝負したいと思っている人以外は気にしなくて構いません。ほとんどの人はそういうイジワル問題は解けないので、あまり差はつかないでしょう。それよりかは多くの人が解けている問題を絶対落とさないことが重要なので、他の参考書に手を伸ばす前にまずこれを完成させることを強くおすすめします。
2.文法がイラストとして理解できる
例えば時制の説明などでは時間軸を示したようなイラストがあるように、言葉だけではわからないようなところがイラストによって分かりやすくなります。また、図で覚えると頭にも残りやすいので、一石二鳥です。
まとめ
今回は英文法書「evergreen」の使い方と魅力を解説しました。やはり多くの学校で使われているだけの理由がありますよね。
勉強法に関しても自分で授業をするというプロセスはハードルが高いと思う人もいるかと思いますが、諦めずに継続すれば必ず力になります。教育者から見ても高評価ということなので、この一冊を信じて、英文法を完成させていきましょう。